次の日本語を英語で表現してみましょう。
旅先で子供がいろいろな経験を通じて学ぶことを「旅育(たびいく)」と言いますが、我が家の「旅育」は2008年のタイ・プーケットから始まり、イギリスで9回目でした。皆さんに勧めているのは、子供たちに現地のお金を渡して、自分で買い物をさせることです。 (参考問題:岡山大学)
[語句の解説] 「~を…と言う」はrefer to ~ as…を使います。「さまざまな経験を通じて学ぶこと」はthe learning (that) children acquire through various experiences としましょう。learningは「学び」、とか「学習 」といった名詞の意味があります。「現地のお金」は、local moneyでいいでしょう。「買い物をする」はmake purchases か簡単に言えば、shopとなるでしょう。「自分で」はon their ownを使いましょう。
[文法の注意点] 「~から始まる」は begin IN場所、begin WTH事柄と言います。日本語に引っ張られてfromを使わないようにしましょう。「私のサッカーとの出会いはこの公園から始まった」であれば、 My encounter with soccer began in this park.となります。「試合は始球式から始まった」であれば、The game began with the first-pitch ceremony.と言います。
[解答例] We refer to the learning children acquire through various experiences while traveling as “Tabiiku.” Our family’s ‘Tabiiku’ journey began in Phuket, Thailand in 2008, and the ninth time was in the UK. What we recommend to you all is to hand your children some local money and let them make some purchases on their own.
<ひとこと> 解答例で英語を確認したら、書くだけでなく、口頭で言えるまで練習してみましょう。受験英語も総合的なアプローチですれば、実用により役立てられるようになるでしょう。英会話は瞬間英作文などという人もいます。英語が話せるということは必ずしも日本語を口頭で瞬時に翻訳する能力だけではなく、様々な言語能力が要求されるわけですが、それも一つの英会話力を高める考え方でしょう。