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学習知っ得情報

カタカナ英語の上手な使い方[その⑤ナ~ノ(1)]

カタカナで使われている英語はそのまま使えないことがあるので注意しましょう。また、どのような状況で使われるのかを知っておくことが、正確なコミュニケーションを図る上で大切です。

(ナ)「ナイーブ」→ vulnerable

日本語でナイーブと言えば、傷つきやすい性格の人に使われますが、OALDのnaïveの説明は、lacking experience of life, knowledge or good judgment and willing to believe that people always tell you the truth 「人生経験、知識あるいは見識を欠いていて人がいつも真実を話してくれると信じようとする」とありますから、どちらかというと「世間知らず」の意味が強いのです。従って、精神的に傷つきやすいという意味を表すvulnerableという語がいいでしょう。「彼女はひ弱でナイーブな若き乙女なのです」といえば、She is such a frail and vulnerable young girl.となるでしょう。

(ニ)「ニス」→ varnish 

varnishが「ワニス」になり「ワ」が落ちて「ニス」となったようです。「ピカピカになるまで床にニスを塗って磨いておいて」ならVarnish and polish the floors until they gleam. です。「ピカピカ」という擬態語も表現しにくいのですが、gleamという単語を覚えておいてください。

(ネ1)ネーム・バリュー → publicity value

「SNSのインフルエンサーのネーム・バリューは侮れない」であれば、The publicity value of social media influencers cannot be underestimated. となるでしょう。

(ネ2)英語のネイティブ → a native speaker of English

「日本の英語教育の問題点は、学生のネイティブとの会話の機会が限られていることだ」と言いたければ、The problem with English education in Japan is the limited opportunities for students to speak with native English speakers.となるでしょう。

(ノ) ノーマイカーデイ → No Car Day

「ノーマイカーデイの主な目的は公共交通機関を奨励することで、エネルギーの保全と排気ガスの削減に役立っている」といった状況であれば、The main objective of No Car Day is to promote public transportation, which helps (to) conserve energy and reduce emissions.でMyは必要ありません。          https://en.wikipedia.org/wiki/No_Car_Day

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