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学習知っ得情報

英文法は役に立つ!

「文法って役に立つの?」という質問がよくありますが、答えはYesです。

ただし、これは英文法を学ぶ目的の捉え方によります。例えば、Koyoharu Gotouge created Demon Slayer.「吾峠呼世晴が鬼滅の刃を制作した」を受動態に直しなさいという文法問題を「受動態というのは動詞の目的語が主語になって、be動詞+過去分詞の形だな。この場合は主語がDemon Slayerで時制は過去だから、be動詞はwasでcreateの過去分詞は規則動詞で過去と同じだから、createdだな。そしてその後にby+動作主が来るから、Demon Slayer was created by Koyoharu Gotouge.だな」といった具合に頭の中で文法の規則に当てはめて、いわば理詰めで正解できれば、それで知的満足感が得られるかもしれません。

しかし、それだけなら文法は実用に結び付きません。この正解の文を何度も音読し、見ないで言えるくらい練習を繰り返し、意識的に無意識化しなければいけません。面倒くさいけど、このブログに興味を持って読んでいる皆さんならきっとできますよ。

文法は、伝達文や発言を正確に理解し、またそれらを相手に伝えるための大事な骨組みです。読み書き段階の知識で終わらせておくと役に立ちませんから、音声教材で聴いて理解し、必ず口に出して練習しましょう。英語が話せる人は、このいわゆる「英会話文法」を山ほど練習してきていますから、文法は役立たないとは考えていません。

よくある誤解についても触れておきますが、「文法なんか気にしているから英語が話せないんだ」などと言う人がいます。確かに会話というのは空中戦で、その都度飛行の法則について考えていたのでは会話についていけませんから、この発言は当たっているところはあります。しかし、文法を気にせずより正しくメッセージをやり取りするには、普段から耳と口を動員した練習をしておかないといけません。野球でいうあらゆる球種を想定しながらひたすら素振り練習をするような感じです。

とにかく使えそうな文例があれば、どんどんそれを口頭で繰り返し練習し、また応用してみましょう。ある段階になると口に出して不自然、聞いて不自然な英語は非文法的だと判断できるようになります。そうなると口頭で表現の幅を増やしていくことができます。そして「空中戦」が可能になります。

何より英語で自分が伝えたいことを常に意識しましょう。そうすれば、それを表現するのに英文法の有用性と学習の意味がわかってきます。また、同時に総合的に英語が伸びるのです。

 

 

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